ある元三重大学生のブログ: 2013.01

2013年1月14日月曜日

ピザ屋さんすいません

三重大関係者のために配達に来てくれたピザ屋さんすいません。

学内で迷ったピザ屋さんに遭遇し、「○○という建物はどこにありますか?」
と聞かれました。

これまでも、学内でいろいろな方に道を聞かれてきましたが・・・。
建物の名称から、場所を教えてあげられませんでした。

悔しい!

2013年1月2日水曜日

「入試で面接0点」について

新年が始まりましたね。

さて、昨年(2012年)12月24日付け朝日新聞朝刊によると、
「秋田大学医学部医学科・・・の入試で、筆記は高得点だった女子受験生(18歳)が、前後期とも面接で0点で不合格」
だったとのこと。

同記事では、この受験生は、高校進学を病気のため断念。大検(高校卒業程度認定試験)に合格し、医学科を受験したが、大学に情報公開したところ、2度の面接は0点であったことが分かったそうです。

見出しは、『入試の面接0点「なぜ」―秋田大医学部筆記高得点で不合格』となっています。

見出しだけ見ると、公正な入試に疑問を抱きたくなるようなものですね。

私の考えとしては、
【可能性①】人物的に不適格だった
あまり考えたくありませんが、社会には、「筆記試験は抜群でも医師として不適格な人物」が存在します。対人能力が極端に低かったのかもしれません。
この受験生が該当するかどうかは分かりません。しかし、万一「不適格人物」だったとすれば、むしろ面接試験が生かされたといえるでしょう。

【可能性②】他にも面接0点はたくさんいる
私は、この可能性が高いと考えます。
記事中でも、朝日新聞の取材に、秋田大入試課は「面接は、得点差の幅が大きくなる」と回答しています。
わずかな違いでも、面接官は心を鬼にして相当差をつけているのではないでしょうか。そうでないと、合否が別れなくなってしまいます。
医学科の場合、一種の就職試験だと考えれば、なおさらです。

【可能性③】経歴で落とされた
これも考えたくありませんが、受験生の病歴などをみて、面接官が医師として大丈夫か心配になったということもありえます。

和田秀樹氏のコメントが記事中にありましたが、就職試験と同様に考えると、的外れな指摘だと思います。

例えば、
「10分程度で受験生がどこまで分かるのか」・・・面接は長時間できる企業はそれほどありません。確かに短いですが、「明らかに」不適格な人物を落とすのが目的ならあり得るでしょう。

「面接の判断基準が未公開なら、受験生は対策の立てようがない」・・・私は、和田氏は受験のカリスマとしてすごい人なのだろうと思います。しかし、このコメントは間違いです。面接は筆記試験とは違います。筆記と同様に捉えてはいけません。
一般に、どこでも面接の具体的基準は非公開です。理由は、対策されては困るからです。基準を公開して、受験生が演じるだけの面接なんて、無駄でしかありません。劇団の面接ではありません。
就職試験でも、具体的基準を公開しているところは、まずないでしょう。
「面接の判断基準は未公開」という点は、問題なしです。

「面接官は受験生の精神的な傷つきを想像するべきだ」・・・これは、私も同意見です。結局、どうして、不合格だったのかは分からないでしょうが、0点というのはショックです。得点差をつけるためとはいえ、難しいところですね。



(参考)朝日新聞デジタル『入試面接0点、なぜ 今年医学部不合格「採点基準は」』

    和田秀樹オフィシャルブログ「ゆとり教育の遺物の医学部の入試面接」