ある元三重大学生のブログ: 2023.06

2023年6月25日日曜日

三重大生1人あたり経費は年間230万円以上!!!

 「三重大X」の過去版をみていたのですが、

三重大の学生一人当たりに必要だった年間経費が、約237万円にもなると初めて知りました。

授業料はせいぜい年間50万円くらいの支払額ですので、大幅に上回る数値です。

これはもっと、学生に周知していいのではないでしょうか。

出所:三重大X Vol.46 [2022年12月 発行]


後の足りない部分は多くが税金からの補助金です。

学生一人当たりで、授業料を大幅に上回る年間140万円が国から支援されています。


逆に、学生一人当たり経費の内訳をみると130万円以上が教職員人件費として支出されています。

学生一人当たり年間で教職員人件費130万円の支出です。

授業期間約8か月で割ると、毎月16万円くらい。

休暇期間を除く平日1日あたり1万円が学生一人一人から、教職員に支払われていることになります。

だからといって、学生はお客様だと言うのは早計です。

多くが税金から支払われているからです。

教職員も学生もせめて、莫大な補助で運営しているという自覚は持ちたいものです。

【読書】村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

 10年ほど前の本ですが、初めて読んでみました。

村上氏の小説では短めで、構成も

高校・大学時代の回想→現代→当時の友人を訪ねる

(そこに、灰田と灰田による緑川の話が途中で入り込む。)

という分かりやすいものでした。


・色について

アカ、アオ、黒、白の4人+主人公(田崎つくる)

色の3原色で言えば、黄色がない。(光の3原色は赤、緑、青ですが・・・)


途中の挿入話として灰田(黒+白=灰)、緑川(緑+青?)がでてきます。

どちらも原色ではありません。

田崎を除く主要人物のみが原色を与えられます。

ちなみに「木元 沙羅」という名前になんとなく、黄色や緑、白を感じました。

木=き(黄色)、緑

サラノキ=花が白色


田崎つくるは色がないと言っていますが、どこか田崎真珠から白色をイメージしました。

このようにみると、全体的に白色系が多い構成なのかもしれません。


・殺人犯について

白を殺害した犯人は、本文では明かされません。

ネットでは、白の父親説が上位に出てきます。

しかし、これは賛成できません。

警察の捜査で未解明と村上氏がしている以上、犯人はそもそも想定されていないのではないでしょうか。

登場人物に犯人がいるはずだとしている考察も見かけましたが、そんなことはないでしょう。

ま、アパートに住んでいれば防犯カメラ映像で分かりそうですがね。

それにしても、かつて仲が良かった田崎つくるに一切捜査が及ばなかったのも現実味に欠けますね。


・黒について

主人公田崎を、好きだったと言っておきながら薄情すぎやしませんか。

当時は仕方なかったとしても、白の葬式も教えず15年以上も音信不通で放置。

登場人物内でシロの殺害犯を強いて言うなら、彼女かも。

彼女の語る「真実」は果たして真実なのか?


・ネットの存在感が薄すぎる

時代設定が2005年あたりであるにもかかわらず、固定電話に電話をするシーンが多すぎて昭和と錯覚します。携帯電話やメールが普及しているはずの時代なのに。これも村上氏の世界線なのでしょうか。


・灰田と緑川は一体何だったのか?

何も言わずに去っていった灰田はさすがに現実離れし過ぎかなとおもいます。当然、田崎が携帯に連絡するということもなされず蒸発。

また、その後の展開には一切無関係なトークンの話の緑川。これではただの異常者では?


・中の上とは・・・

開業医の娘、名大教授の息子、彼らを上回る富裕層の主人公田崎。

本文では、世間の中の上くらいに全員が属するグループだったとあります。

これで中の上なのでしょうか?この部分は疑問を持たざるを得ません。

村上氏の感覚が一般感覚とずれているのかもしれません。


イオン津2Fに自習コーナーが登場

 イオン津の2Fに無料の自習エリアが出来ていました。

場所は、ミスタードーナツの真上あたりです。


かなり前に、ブランド品店が撤収して以降テナントが入らず、特設セール会場などとして利用される程度でした。

自習専用と書いてあり、飲食禁止(水分補給除く)、会話禁止です。

机・いすもあり、空調も万全。2Fの隅の方に位置しているので静かです。


一般にイオンのテナント料は高額で、イオン側にしてみれば利益にならないのでしょうが、空いているよりは良いでしょうし、社会貢献にもなりますね。

また、主に高校生などの若者が利用するため、ついで買いもあまり期待できません。しかし、将来投資とも言えます。

彼らが地域に残れば、将来の買い物先の候補に確実に入るからです。


あとは、イオン津が存続しているかという問題もありますが・・・。

ここ数年は、割引シールは低率な10%引きなどが多く「割引」という事実だけで買わせようとしている感じがします。

他店以上に数字を迫られている印象があります。私は各地のイオンにいきますが、ここまで売上減少を抑えようというのは珍しいくらいな気がしますね。

特に、老朽化部分の改修がほぼ進んでおらず、管理責任を問われそうな最低限の改修のみです。本社などから「改修したら客増えんの?売上げも上げてないのに予算付けるわけないだろ。改修分を稼げるようになってから言え。」と言われていると想像します。


イオン津は、個人的には好きな店舗なのでがんばってほしいです。