ある元三重大学生のブログ: 2023.12

2023年12月27日水曜日

【インフラファンド】2023年末の大幅下落の原因を考える

 インフラファンドと呼ばれる投資証券があります。

簡単に言うと、株式と同じです。

売り買いできて、価格が変動して配当金が貰える。


いくつかの銘柄がありますが、太陽光発電等を集めた資金で運営→売電→配当

という金融商品です。


このインフラファンドが、2023年12月に大幅に下落しました。

ここまでの下落はコロナショックの2020年春に匹敵します。


原因をネットで検索しても記事なども見当たりません。

掲示板の一部では「地銀が売っている」という解釈もみられます。


値動きを見ていると、静かだったところに突然大口の売り注文が出て、急落という

流れを感じますね。


一体だれが売っているのでしょうか。(1人とは限りませんが・・・)

これは、報道やネットでも見かけない私の独自解釈ですが、

「海外ファンドの売り」

ではと思っています。


理由として考えたのが、

・海外勢が、海外と比べ低金利の日本円を借りてインフラファンドを買っていた。

インフラファンドは、高利回りが特徴といわれており、株式と比較して値動きが安定しており配当金狙いの運用が可能です。

莫大な金額で配当金を狙った運用を行い、円高(ドル安)になったところで売却→円から米ドル等に換金すれば相当な利益になります。


あるいは、日本も金利が上昇傾向なので、借り入れていた日本円を返済するタイミングとみてインフラファンドを売却(金利が低いため、配当金で大きな利益。円→米ドル換金でさらに利益。)


根拠となるデータを示せないので妄想ではありますが、あり得るのではないでしょうか。



2023年12月10日日曜日

【映画】ナポレオン(2023年米国)

★4つ(最大5つ) 

映画ナポレオンを観てきました。

日本公開から日が経っていませんが、劇場はガラガラ。

ネットにある評論記事も厳しいものが多い印象です。

ただ、タイムスクープハンターが過去に撮影してきたかと錯覚するようなリアルさ。音響も手抜きなし。映画館で観るべき映画だと思います。

映像・音響を堪能しましょう。


ちなみに、私は高校世界史の教科書のナポレオン時代(2~3ページくらい)を読んでから鑑賞しました。これは良かったです。

書店で高校世界史資料集でもいいので読んでから鑑賞するだけでも映画に多少は付いていけます。数ページ程度、数分で読める分量です。少なくとも戴冠式の絵画の解説だけでも目を通しておきましょう。


【良かった点】

・映像が凄い。いや超凄い。

実写だけでもエキストラをとんでもない数使ってますね。

画面の隅の方のエキストラは、気が抜けていることがあるのですが、この映画視聴時には見当たりませんでした。

また、小道具やセットも凄すぎです。

膨大な量のモノが細部までこだわりをもって作られています。


・音声が凄い

全て凄いのですが、私が特にすごいと思ったのが鳥のさえずりです。

屋内で会話シーンも注意すると色々な環境音が使用されており、臨場感が素晴らしいです。

大砲の凄まじい音響が耳から離れません。


【悪かった点】

・ストーリー

評論家からも書かれていますが、ストーリーはよくありませんでした。

せっかくの超一流のアカデミー賞クラスの映像・音響ですが、話がイマイチです。


そもそも、ナポレオンのことを何も知らないと、何ら解説もなく進んでいってしまうのでついていけません。欧米の人には常識レベルだからでしょうか。

ナポレオンの半生を勉強したい方向けとは言い難い内容でした。(私も全く専門外ですが。)


また、多少コミカルに描こうとしたのかもというシーンがいくつか出てきますが、逆効果でした。

ただし、個別シーンは極めてリアリティがあるので、抽出して高校の授業などで利用するのは効果的だと思います。


・リアルすぎてキツイ部分もあり

王妃に子息ができない。ということが繰り返し出てきます。「跡継ぎのための私生活」の部分が繰り返し描写され一度でいいだろという印象です。

また、戦闘シーンが余りにリアルで苦手な方はご注意を。いきなり最初のシーンから処刑場面が描かれます。デモ行進する群衆に大砲を撃つシーンも本当に撮影したのではないかというリアルな映像。

PG12指定ですが、R15相当以上のイメージでしょうか。


ちょっとTV放映は厳しいかもしれませんね。