ある元三重大学生のブログ: 2013.05

2013年5月11日土曜日

授業評価

豊田長康三重大学元学長が、今年の4月から、鈴鹿医療科学大学の学長に就任されました。

以前から、豊田学長はブログを執筆されており、「学生による授業評価の点数はどこまで上げられるか?(クリッカーの効果)」(2013年04月19日)という記事が先日投稿されました。


ご自身の講義を、「わかりやすさ、眠たさ、熱意、総合点の4つを5段階で評価」してもらう内容だそうです。
こういった評価を用いて、より良い講義につなげていこうという意志はすばらしいですね。


一方、この記事を読んで、正反対の先生を思い出しました。
三重大学ではないのですが、ある地方大学でのことです。

この先生は、授業評価について、頑なに参加を拒否しており、大学の方針であるにもかかわらず無視していました。
「どうして学生に評価されなければならないのか。文句を言う学生側が悪い。」との主張を講義内で行っていました。

そして、その先生の講義は、お世辞にも良いとは言えず、改善点が多々あるように思われました。
例えば、ご本人著の高価な本を教科書として購入するように指示されるのですが、授業では活用されず、講義も退屈。

「大学の先生は、教員免許が不要なだけある。教えることに関しては専門外なんだな」と考えさせられるものでした。
自らに低い評価が下されるのを恐れているようにしか感じられませんでした。



豊田学長のように、学生のために授業評価を最大限活用してくださる先生が増えていって欲しいものですね。
そして、学生側も自由記述欄への記入など積極的に授業評価に参加してほしいと思います。

豊田学長のブログ:ある医療系大学長のつぼやき(「ある地方大学元学長のつぼやき」後継版)