四日市と津間を走り、JR快速みえや特急南紀も全列車が利用する伊勢鉄道。
近鉄と並行しており、収支トントンか赤字運営が常態化しています。
同社プレスリリースによると
朝夕時間帯を中心に大幅減便を行うことになったようです。
問題はこれで経営が悪化する悪循環になるのではないかということです。
〇もともと本数が少ない(1本/1時間)
現在でもおよそ1時間に1列車しかありません。
朝夕のみやや多めのダイヤで通勤通学需要を取り込んでいる状況です。
しかし、この朝夕ダイヤが大幅減便されることで
・朝45分以上早い列車に乗らないと間に合わない
・夕方50分以上遅い列車しかない
といった事態が発生します。
土日ダイヤではなく平日ダイヤで毎日これでは主要客の高校生など定期利用者は離れます。
〇車両故障の減便ダイヤが通常ダイヤに…
伊勢鉄道ではR7秋に車両故障により1か月半にわたって減便ダイヤ運行を行いました。
驚いたことに、車両故障復旧後に通常ダイヤに戻すのではなく、減便ダイヤを通常ダイヤにしてしまったのです。
〇車両が原因の様子だが…
著者が得た情報によると、
・当初は1週間の減便ダイヤを予定
・予定より早く再開したが、すぐ故障し再開の見通しも示されないまま1か月半経過後にやっと再開。
・その再開直後も故障で一時運休便が発生していた
とのこと。
プレスリリースからも車両の問題が完全には解決されないことが今回の大幅減便の理由のようです。
伊勢鉄道は4両を保有しており、朝夕時間にはフル稼働させることで現在のダイヤとなっています。
これを常時3両運用に変更するつもりなのでしょう。
しかし、1両は廃車になったわけではありません。
不調であれば本来何らかの手当をすべきです。また、メンテナンス体制が不十分だった可能性もあります。
もし、故障時の減便ダイヤで「思ったより上手くいった」ので減便を通常にしようとしたのであれば残念です。
新年度の定期利用客が大幅減少することが危惧されます。