ある元三重大学生のブログ: 2016.06

2016年6月11日土曜日

超能力捜査はアヤシイ・・・

一時期テレビで頻繁に、「超能力捜査官」の番組を放送していました。

「アヤシイな。微妙だなぁ」と思い、番組自体をほぼ観たことはありませんでした。

先日、NHK番組「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」で、「File-17 超能力捜査の謎&究極UFO解析バトル」と題し、真相に迫る調査結果が報じられました。

この中で、米国の大学が全米の警察に調査したところ、

①「耳目を集める事件で、多数の自称超能力者から情報が寄せられる
これらの情報調査で、かえって捜査の妨げになっているとのこと。

②「(超能力者の情報が)役に立った」との回答は、0件でした。

さらに、

抽象的な情報
相手の反応を見ながらの会話術
結果を見た上で、こじつける

といった、手法が紹介されました。


テレビ各局は、おそらく分かっていながら放送しているのでしょう。

超能力捜査を完全に否定するかは議論の余地がありますが、報道側にも配慮が欠けているのではないでしょうか。

話は変わりますが、同番組内で残念だったのは、「以前放送したUFO動画で、偽造であると立証できなかったため、お蔵入り」の映像があったことです。

私が観た回で、偽造であることがほぼ立証できたのですが、問題はそれを過去の放送時に明かさなかった点です。

超常現象を、真実・偽造のどちらと決めつけるのではなく、真相を追及する番組であってほしいです。


そういえば、今日放送の「ブラタモリ 伊勢」に三重大工学部の先生が出演してましたね。
他の説明役と比較して、ちょっと影が薄かったですけど・・・。
皇學館大、中京大の先生が出演して、三重大は出番なしかぁと思っていましたが、よかったです。

2016年6月5日日曜日

伊勢志摩サミット メディアセンター「別館」の採算について

前回の、「伊勢志摩サミット 事後見学ツアー」(2016年6月4日)でも最後に少し触れましたが、伊勢志摩サミットで、建設された、国際メディアセンター別館は、建設・撤去費用で、30億円以上かかっているとのこと。

これについて、一部で批判的な意見もあるようです。

しかし、私は、問題ないと考えています。

2007年度の話ですが,

宣伝広告費(年間)
トヨタ:1083億円
ホンダ:913億円

(参考)
http://news.livedoor.com/article/detail/3969010/
電通広告年鑑'08-'09によるとのこと


この2社合わせると、別館を60棟建設できます。
「毎週」造っては壊せる訳です。


純粋な広告宣伝だけで、企業が、毎年これだけ使っています。

もちろん、消費者負担です。


今回の別館は、

実用(報道拠点)+宣伝(全世界)。

であることを考えれば、妥当ではないでしょうか。



資材は、再利用するらしいです。

壊すなんてもったいないというのは、同感ですが、
そのまま使うのは、難しいでしょうね。

本体部分(内装以外)は、倉庫のような真四角の鉄箱でしょうし。
5月向けに断熱材なども少ないでしょう。

大改修+維持費で赤字は膨らみ続けます。
隣の県営サンアリーナだけでも、苦しそうです。


私としては、LCCターミナル用に空港にでも売却すればどうかと思います。




ちなみに、費用だけで考えると、警備費用(人件費、宿泊費、移動費用など)や休業などへの損失保証、各国首脳や随行員などなど他にも相当な額になりそうです。
もちろん必要経費ですが・・・。

経費削減でG7をやめるというのは、それ以上に日本は損失を被るでしょう。








2016年6月4日土曜日

伊勢志摩サミット 事後見学ツアー

【ポイント】
①三重県紹介コーナーに、三重大学の名前も出ていました。

②フリクション(消える色ペン)は、三重産だったんですね。

③MRJ客室デモを報告します。



【はじめに】

伊勢志摩サミットが終了して約1週間。

県営サンアリーナに建設された、メディアセンター(IMC)別館が一般公開されました。

公開されたのは、サンアリーナ横に新築された部分。
日本の紹介や、食堂、会見場が設けられた建物です。

IMC annex
IMC別館


なお、サンアリーナ本体(IMC本館)は、すでに撤収作業がほぼ終わっており、公開対象外でした。

国際メディアセンター(IMC)と関連施設概要 伊勢志摩サミット公式HP





【ポイント】

①三重県紹介コーナーに、三重大学の名前も出ていました。

mie-u items
三重大学との共同開発製品



三重大学と企業の共同開発製品が紹介されていました。

また、案内スタッフの方の中には大学生ボランティアもおられ、おそらく三重大学からも参加していると思われます。
お話によると、サミット当日もボランティアとして活躍していたそうですよ。




フリクション(こすると消えるインクペン)は、三重産だったんですね。
made in mie
フリクションの紹介


これは知りませんでした。担当の方によると、津市に工場があるとのこと。

津商工会議所HP 産業観光ガイド によると、下記の場所のようです。






③MRJ客室デモを報告します。

さて、①②は三重県の情報コーナーでしたが、IMCには日本の情報コーナーも設けられていました。

その中で、注目したのがMRJ(三菱リージョナルジェット、開発中の国産旅客機)の客室デモ展示です。

実際に、中に入り触れることもできます。

一般人がここまで開発中のMRJ客室に触れることは、なかなか難しいと思います。

これが、決定内装なのかどうかは不明ですが、すでに試験飛行をしている点から、実装可能なものと推測されます。

mrj-1
MRJ客室デモ展示 テーブル

テーブルを出したところ。手前部分が曲線になっているのがいいですね。
テーブルやスイッチ類など操作部分は、ボーイングやエアバスの旅客機と比べて、しっとりとした操作感でした。



mrj-2
MRJ客室デモ展示 ライト

シートに座って上を撮影しました。
見本ですがライトもちゃんと点灯します。

mrj-3
MRJ客室デモ展示 床部分

シート設置部分。
衝撃を和らげるため、強い衝撃時には可動する仕組み?(他社同様)です。




【その他】


mie prefecture info
三重県情報コーナー

三重県情報コーナーの一角。
CBCや三重テレビ制作の、プロモーション映像が綺麗でした。


japan info
日本情報コーナー

日本情報コーナー入口。


robots
テレビでよく見るロボット・・・

日本情報コーナーは、愛知万博を思い出す感じでした。
これなら、入場料(数百円)を徴収しても、来場してもらえそうでした。

japanese tea corner
日本茶コーナー

当日は、名産品も無料?で、試食・試飲できたようです。
仕事とはいえ、マスコミ関係者が羨ましいですね。

g7table
G7+EU首脳が使用した机
G7で、実際に使用された机と椅子。

imc entrance
IMCに入るとお出迎え
IMC別館に入ると、映像がお出迎え。



なお、このIMC別館は建設費・解体費合わせて、約30億円が使用されたとのこと。
3日間程度の使用で、もったいないという批判もあるようです。

確かに、建物はとてもきれいで、解体してしまうのは残念です。しかし、維持費を考えると仕方ないのかなというところですね。

また、日本や三重県の宣伝広告費としては、まあ必要経費かなと考えます。

企業は、製品に莫大な広告費を費やしていることや、1回限りのチャンスと思うと妥当な気もしますね。

実際に、どの程度メディア露出があったのかといった検証がないと何とも言えませんが・・・。



そういえば、意外にも帰るときにお土産が配布されました。

内容は、「伊勢志摩サミット記念WAON」や「3Mの付箋(外装にサミットロゴシール付き)」などでした。
メディア配布用のお土産の残りなのか、わざわざ事後見学者用に用意していただいたのかはわかりませんがいい記念になりました。