ある元三重大学生のブログ: 2020.02

2020年2月15日土曜日

NHKのネット同時配信(NHKプラス)について

まもなく2020年3月からNHKのネット同時配信が開始されます。
私としてはTVなしでも番組が見られるので楽しみにしています。
サービス名称は「NHKプラス」です。

どのようなものか調べてみました。
・対象は総合・Eテレ
・登録後すぐ視聴可能
・登録後しばらくすると「受信料確認済み」のはがきが来る
→コード入力で正式登録

というもののようです。

また、TVと同じく受信料を払っていなくても視聴は可能な様子。
ただし受信料のお願い通知が表示される(つまりTVと同じ)。

受信契約1つにつき1つのID発行です。
1つのIDで5回線まで同時視聴可能なため家族共有でも問題ないでしょう。
(NHK資料でも家族が同時に視聴する絵があるため、ID共有は問題ない様子)

さらに魅力的なのが見逃し配信です。
・放送終了時刻から起算して7日間(=168時間)は視聴可能!

これは嬉しい想定外です。もはや録画すら必要ありません。品質低下が著しいネットテレビ局abemaTVにとっては脅威でしょうね。

気になる点
・「ふたかぶせ」・・・権利確保ができていない部分はネットでは視聴不可
これがどの程度の割合になるのか気になります。

NHKワールドのネット配信でも途中静止画に切り替わり、音声のみに切り替わることがありました。最近はほぼなくなりましたが・・・
例えば、紅白の過去映像などは厳しいでしょうね。また資料映像なども権利関係で一時的に静止画になってしまう可能性があります。

・視聴率・・・ネット視聴者が増加すればTV単体での視聴率は低下します。このあたりはどうなるのでしょうか。本当は高視聴率なのに低い!となったりしないのでしょうか。

さらに音声2ch放送とのこと。
英語同時通訳の番組もあるので外国人にとっても便利でしょうね。


今回のネット配信については10年以上経てやっと実現したものです。
政治的要因や民放との関係など事情はあるにしても遅すぎます。

NHKを敵視する政党の発生など厳しい社会情勢ですが、マトモな番組を作れるのはNHKくらいのものだと考えている私としては是非がんばってほしいものです。

参考:NHK報道資料「常時同時配信・見逃し番組配信サービスの開始について」(pdf)