ある元三重大学生のブログ: 朝日新聞・河合塾共同調査「ひらく 日本の大学」

2011年7月15日金曜日

朝日新聞・河合塾共同調査「ひらく 日本の大学」

朝日新聞と、河合塾が国公私立すべての大学を対象とした調査を行ったそうです。

朝日新聞HP『共同調査「ひらく 日本の大学」』

回収率は74%で、三重大学はもちろんのこと、三重県内からは三重県立看護大学、皇學館大学、鈴鹿医療科学大学、四日市大学、鈴鹿国際大学が協力しています。

・退学について
さて、7月13日付朝日新聞朝刊に掲載されている特集を見ると、退学について解説した記事がありました。
学部により差があるものの、退学率の平均は7%だそうです。

退学の理由はさまざまですが、「経済的事情」も大きな要因となっているようです。

これは、大きな問題ではないでしょうか。経済的事情で大学で学ぶ機会が奪われるというのはできる限り少なくしなければならないことです。

奨学金の充実や、経済的に厳しい学生には授業料の減免などを積極的に行う必要がありそうです。大きな奨学金の組織として、日本学生支援機構がありますが、それだけでなく、大学独自の基金などから支援できる体制を充実させてほしいところです。

・重視する機能
やや意外な結果だったのは、大学が比重を置いている分野を自己診断してもらった質問で「世界的研究・教育拠点」と回答した大学が少なかったことです。
逆に、比重を置いている分野は、「社会貢献」、「幅広い職業人養成」、「高度専門職業人養成」だそうで、必ずしも大きな研究を行うことが大学の使命とは限らないと考えているようです。

予算や設備、人材など課題は多いでしょうが、特定の大学に限らず、1大学につき一つは世界的な研究を持ってほしいものですね。

0 件のコメント: