三重大病院診療棟がついに完成しましたね。
ところで、本日(22日)付朝日新聞朝刊で、生徒・学生に過酷な条件で働かせ、学業に支障をきたす「ブラックバイト」の問題提起が行われていました。
朝日新聞電子版 それブラックバイトじゃない? 長時間労働・自爆営業…
これはもちろん問題なのですが、紙面版の方では、日本学生支援機構の奨学金について触れられており、中京大学教授のコメントとして、
「・・・学生向けの金融事業であり、『貧困ビジネス』。・・・もっと給付型を増やすべきだ」
(朝日新聞朝刊 2015年4月22日付け 3面)
と掲載されています。
私はこれには反対です。主要な奨学金提供機関である日本学生支援機構に限ればですが・・・。
給付型の奨学金を増やすのは検討されるべきですが、日本学生支援機構の返還型を問題視しすぎではないでしょうか。「貧困ビジネス」は言い過ぎだと思います。
利子は付きますが、当ブログの過去記事でも指摘したように、極めて低利率であり、より多くの学生に安定して貸与することを可能にしています。
返還方法も猶予制度などもあり、基本的には無理せず返還できる仕組みです。
悪質な滞納者など問題はありますが、給付型にしてしまうと人数は大幅に限られてしまい、かえって営利目的の高利率な教育ローンなどに頼らざるを得ない学生が増える可能性もあります。
高利率の教育ローンは批判されるべきでしょうが、支援機構の奨学金はよくやっているのではないでしょうか。
関連記事:2014年5月11日「奨学金」
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