ある元三重大学生のブログ

2023年9月18日月曜日

【新型】特急南紀の乗車評価

 先日、初めて新型の特急南紀(HC85系)に乗車しましたので、乗り心地などを紹介します。

乗車前から非常に期待が高かったです。

何といっても「日本鉄道大賞」や「ブルーリボン賞」を受賞している素晴らしい車両です。

技術的にも世界最先端で、関係者の皆様のご苦労は計り知れません。

今回は、評価する意見が多いなか、批判が非常に少ないので敢えて否定的な部分も書いていきます。

【結論】

総合的に旧型車キハ85より若干悪化した気がする。

まだまだ発展途上のハイブリッド。課題・改良点は多そう。

とはいえ慣れや体調もあるので、次回の乗車も楽しみ。

【乗車】

・自由席

・車両前方付近

・夕方~夜間

【良くなった点】

・エンジンの振動・騒音が小さくなった

エンジンを支える構造を改良したことで、旧型車キハ85に比べて、ややエンジンからの騒音などが小さくなりました。

・デッキがきれい

新車ですので当然ですが、デッキ含めてきれいですね。

【悪くなった点】

・駅停車時に振動が

JR東海公式サイトでも言われるように、駅に停まるときにエンジンストップで排気ガスを低減し、駅ホームでの不快感を低減するというもの。

ハイブリッドならではですね。

しかし、意外にも乗車するとエンジン停止時の振動があります。

1秒弱でしょうか。ブルッという振動のあとシーンという感じです。

長時間停車駅ならば良いのですが、三瀬谷などすぐに発車する駅ではエンジンはそのままの方が違和感がありません。

私は、このエンジンストップ機能は近いうちに特定の駅(名古屋、津、乗務員交代のある多気、同じく新宮、紀伊勝浦あたりか)だけになると予想します。

なんとういうか、駅に着くとブルッが来るぞと無意識に身構えてしまいます。

そこまで不快ではなく一瞬なのですが、初乗車中は慣れませんでしたね。


・エンジン音は走行中は消えない。音・振動が感覚と一致しない。

これも慣れかもしれませんが、駆動はモーターでエンジンは発電のために利用するだけです。

エンジンで動いているわけではありません。

そのため、加速中でもないのにエンジン回転が上がり音が大きくなったりして、感覚と一致しません。


・回生ブレーキでちょっとだけ酔う

また、回生ブレーキでバッテリーに充電する機能があるのですが、これもふわふわした感じで若干酔いました。

例えるなら、車体傾斜制御方式(振り子式)の左右ではなく前後版。それの弱い版。

回生ブレーキは珍しいものではなく電車でも採用されていると思うのですが、この南紀では違和感が大きかったです。


・サスペンションは変わらないかやや悪化?

走行中の線路からの騒音・振動は旧型南紀と比べて変わらないか、やや悪化した気がします。

線路状況もあるのでしょうが、左右にグラグラ感が思ったよりありました。

もちろん普通列車よりは快適です。

試験走行時の映像で、出入口付近に水入りペットボトルが大量に置かれていましたが、サスペンションの関係かもしれません。

ハイブリッド化でエンジン・モーター・バッテリーを搭載し、重量が増えているのでしょう。サスペンションにも限界があるのでしょうね。


・耐久性は大丈夫か

車両前方のデジタル表示には、走行中の動力源が表示されます。エンジンの発電なのかバッテリーの電力なのか、あるいは回生ブレーキで充電中なのかが分かります。

しかし、想像以上に頻繁にこれらが入れ替わります。相当な技術ですね。

とはいえ、ここまで頻繁だと耐久性が心配になります。バッテリー交換は高頻度かもしれません。

さらに、これらの間を制御する動力系統にも負荷が大きそうです。エンジンも駅停車でストップしたと思ったら、また始動の繰り返し。

自動車のエンジンとは訳が違うので、桁違いのエンジン負荷と推測します。

相当な負荷が機器類にかかりそうです。


・試験走行がやたら長かった

確かに、新型南紀は試験期間が長期間でした。

当初、試験走行を始めたときには間近かと思われましたが、その後数年間はひたすら走行試験でしたね。

難所の荷坂峠(紀伊長島駅)を行ったり来たりの試験もあったようです。

もちろん特急ひだで同型車が、南紀の1年以上前にデビューはしていますが。

やはり課題が当初から多かったと想定されます。

【予想】

・意外に短期間で車両の動きがあるかも(私見)

今回、これらの悪かった点から、旧型のキハ85の約30年と比べて短期で車両の動きがあるのではと私は予想します。

先述の「エンジンストップを一部の駅のみに変更」は数年以内にもあり得るでしょう。

また、駆動系の交換も10年以内にはあるのではないでしょうか。

新型のHC85系は、特急南紀だけでなく特急ひだにも導入されており、大量の調達が行われました。

エンジンと比べハイブリッドはまだまだ開発途上の技術。自動車はハイブリッド車が一般化しましたが、鉄道は非常に限られます。

JR東海は、導入を焦りすぎたのではとちょっとこの先が心配です。

サイゼリヤ三重大学前店がミニ改装

 サイゼリヤ三重大学前店がちょっとだけ改装されました。

天井に明るい紫色の布が張られました!

この店舗は古めで、天井高が高かったのですがエアコン効率を考えたのでしょうか。

これに伴い、複数の大きな絵画は上半分が隠れてしまいました。

しかし、意外に違和感はなくちょっと神秘的な感じになった気もw


低コスト運営で有名なサイゼリヤですが、三重大学前店はそろそろ内装の改修が必要ですね。

特に、旧喫煙席側の席は壁紙に埃っぽい臭いが付いてしまっています。


ちなみに、出入口ドア横に小さな物入が新設された気がします。

似たパターンの物入だと担架が入っていたりするのですが、さすがに意味ないでしょうし。

掃除道具入れ?


なお、こちらも決済はクレジット(タッチ決済も可)、電子マネー対応です。


三重大学はもうすぐ夏休み(長い!)も終わり、後期です。

三重大生の食事でにぎわう日も近いですね。

2023年8月26日土曜日

イオンショッピングセンター津が2024春で閉店

 残念ながら「イオンショッピングセンター津」(旧サティ津)が閉店されます。

2024年春(3月?)で閉店と中日新聞・NHKで報じられました。


しかし、記事には、休止と表現され、このまま店舗が消滅するかは不明と解釈できます。

また、これらの記事では隣接するイオンシネマ津には一切言及がありません。


とにかく残念の一言です。

近年、屋上駐車場やWCなど老朽化が著しく、本社から予算も貰えていない様子のあったイオン津ですので、何となく予期はしていました。


しかし、三重大学時代のことを思い出すと主要な役割の一端を担っていたイオン津が消えてしまうのは残念でなりません。映画鑑賞も大抵はここでした。

特に、隣に1~2年前にマンションも完成しておりそこの住民にとっては衝撃的でしょうね。


今後の予想は難しいのですが、何らかの店舗更新があり得るようです。

鈴鹿市の白子駅前にあったイオン白子が新しくなったパターンと同様になれば、結果的に悪くないでしょう。

予断は許しません。最悪、完全撤退もあり得ます。業績が悪いのか値引きシールも非常に渋く衣料品の値引きも昔と比べてかなり厳しくなっています。

その一方、夏・冬のシーズン終了時には、半額の半額以下(75%引き)で販売するタイムセールを開催するなど苦心している様子が伺えます。

仮に店舗再建になっても、マックスバリュやイオンタウン等の格下げになる可能性は十分にあります。

少なくとも現在より格上げ(イオンモール等)になることはないでしょう。

完全撤退だけは避けてもらいたいと願う次第です。

津駅のサイゼリヤ営業時間延長!さらに多種決済に対応!

 津駅の駅ビルチャムにあるサイゼリヤの営業時間が、23時までに延長されていました。

ただし、ラストオーダーは22時までで、1時間も閉店まで居座ってよいということになります。また、注文が22時までなので深夜料金10%追加もかかりません。

コロナ以降22時までの営業を続けていましたが、ついに元の営業時間に戻りました!

また、決済方法もクレジットのタッチ決済やワオンといった多くのものに対応した機器に更新されていました。


実際にその時間帯に行ってみました。

お客さんはさすがに少なめで行列なしで入れます。22時前になると店員さんがラストオーダーで聞きに回ってきてくれます。


今回注文したのが、復活した「グラッパ」300円。

メニューにはぶどうの焼酎と書いてありますが、度数は40%で焼酎の20%程度よりかなり高い度数です。ウイスキーに近いですね。


呑んでみると・・・

香り:ぶどうの皮の匂い。クセがある感じですが、悪くないです。

味:アルコールのきつさが効いてきます。ふわっとしたぶどうとぶどうの皮の味。

ドリアとストレートでは限界を感じ、氷(無料)を入れてロックでいただきました。


また新メニュー「たらこのドリア」も注文。

ランチにはあるのですが、グランドメニューにはなかったのです。

食べてみると、ランチより幾分高級感があります。

バターの香りがして、クリーミーさも増加している気がします。

ただ、昔のランチ(海苔の香りが抜群に良い。価格からは信じられない良い海苔を使っていると推定)と比べて海苔が若干格下げになっている気がしました。


そろそろ次回かその次のメニュー改定で値上げと予想していますが、価格据え置きのサイゼリヤ。本当に安くてその割に高品質で好きです。

2023年7月16日日曜日

映画「君たちはどう生きるか」

※ネタバレを含みます。

 

映画「君たちはどう生きるか」。

映画館で観てきました。

結論から言えば、映画館で観る価値はあります。

ただし、高校生以上でないと理解が難しいかもしれません。

(R指定はないです。音のみのキスシーンが、おかえりなさいから音2回の1回あるだけ。)


とにかく、絵が素晴らしい。

ディズニーをもってしても、不可能な芸術の領域です。

音楽は、久石譲氏の音楽(悪くないが特徴もない)や米津玄帥氏の歌(今までの歌と雰囲気は同じ)で良いですが新鮮味はありません。

音響も、収録に行ったんだろうなぁというリアルな鳥の鳴き声や足音です。


私が観たときは、ガラガラで2割くらいの観客でした。

信じ難いことに公開3日目の日曜日です。宣伝なしなので空いていたのかもしれません。

混雑前に早めの鑑賞をおすすめします。


内容としては、宮崎作品で最後()と言われるとそれにふさわしい内容でした!


事前公開はあの鳥のポスターくらいですよね。

あの鳥は、重要ではありますが、意外にも主題ではありません。

渋い雰囲気でそれかよ!という印象ですね。

口の中に目がありますがストーリー上、正しい描写です。


「崖の上のポニョ」では映画評論家から水の表現が絶賛されました。

今回は、火の表現が素晴らしく、中心となっています。


鳥と火が重要キーワードの映画です。

正直なところ「火の鳥」という題名の方がまだ良かったと思います。

題名「君たちはどう生きるか」はストーリーに関係しません。

正確に言えば、出てはきますが、本そのものが出てくるだけで何ら重要な役割は果たしません。どこか強引なシーンでカットシーンでも不思議ではありませんでした。

宮崎監督が影響された本というのは分かりますが、題名にしたのはまずかったですね。


全体的にこれまでの宮崎作品の総括となっており、「千と千尋の神隠し」に似ているとか同作のお父さんだろとか、この場所って「カリオストロの城」「トトロ」だろとか、「天空の城ラピュタ」の雲では?などなど盛りだくさんです。

さらに高畑勲監督の作品の気配もかなりあります。そもそも主人公の少年真人は「火垂るの墓」を想起させます。

また、村上春樹の作品を思わせるファンタジーな部分も大きいですね。


とにかく、絵が素晴らしいです。1コマ切り取って額縁に入れて飾りたいシーンが沢山ありました!


あと、もののけ姫で出てくる「こだま」に相当するキャラも可愛いですね。グッズ販売したら売れそう。

(いや、これ「すみっコぐらし」では?空中に浮かんでいくシーンでは住友林業の「きこりん」だろとツッコミましたが・・・。両社から訴えられないといいですね笑)






出所:住友林業ホームページ


ストーリーは、終盤1/3程度が強引で残念でした。

想像するに、かなりカットシーンも多い映画ではないかと思います。

・冒頭で空襲警報と思わせて火事でした。

→本当は空襲だったが、ウクライナ情勢などで火事に変更した可能性。

あるいは、宮崎監督の意向で空襲としたくなかった?

周囲の人物のふるまいからも空襲の気配が大きく、戦時中の東京という状況からも純粋な火事とは考えにくいです。

ただ、空襲シーンはありません。戦闘機も一切出てきません。病院(にしては広範囲?)が燃えるシーンが出てきます。なぜ火事としたのかは議論がありそうな気配。

その他として・・・

・主人公の少年は、初めて鳥がしゃべっても一切驚かず、追い返そうとする。

・下女たちは容姿が人間離れしており不気味。また、なぜ1名が重要シーンまでついてくるのか謎。

・「下の世界」の墓は誰の墓なのか謎。主人公が墓の主を呼び出してしまう?ものの、なぜか助けに来た人が火で輪を書くだけで収まる。

突然大波が来て映画「インターステラー」かよとツッコミたくなる。

・父の新妻はなぜ不思議の世界へ行ったのか?出産をそこでしたいのか?(終盤唐突に正気に戻っています)

・いきなり継母をお母さんと呼ぶ主人公に違和感。間に何か欲しい。助けに行くのは人として素晴らしいが義理は特にないはず。

・実母は人間ではなかった?

・積み木のシーンで、突然数秒だけ雑な説明画像を挟む意味

・母の叔父は、主人公を跡継ぎにしたいのか、助けたいのか、元の世界に戻したいのか全くはっきりしない。

・最終シーン近くで、鳥の王が積み木を素早く積むがだれも止めずに全員フリーズ→滅亡

・結末を考慮すると、当初40分くらいを使う現実世界シーンが長すぎでは?

・結末が、ちょっとくらい余韻あるだろうと思わせて、東京に戻りますで終わり。いきなりブルースクリーン→エンディング。なぜブルースクリーンを挟むのか何か意味があるのか?

題名から、生きる意味や方向を主人公の少年が得て終わりという展開かと思いきや、ファンタジー世界からの脱出で一段落してオシマイ。


???という間に幕引きが急速に図られ、しっかりした展開なら3部作くらいになりそうな展開です。何らかの事情で2時間にさせられたのでしょうか。

前半で欲張りすぎてるんですよね。


映画は、

①面白くて短く感じる

②つまらないので長く感じる

のどちらかですが、今回は

面白いけど長く感じる

という非常に珍しい経験をしました。

宮崎駿監督の素晴らしさと老い?を感じる作品です。


そして、今後も、この映画に関して「隠された意味」「君たちはどう生きるかの怖い真実」などと扇動的な動画投稿で一儲けしてやろうという勢力も出てくるでしょうが、惑わされず冷静にいきたいものです。